読書メモ『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教』
面白かったのでメモしとく。
『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教 』上野 庸平
- 作者: 上野庸平
- 出版社/メーカー: 花伝社
- 発売日: 2016/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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感想
- 著者が当時住んでいたブルキナファソを中心にルポしている。
- 霊感商法的なだましかたは無く、むしろ信者が金くれと言っている感じ。経済状況からいってしょうがないのか。
- ひろまっている呪術に比して日本の新宗教は洗練されている。
メモ
第1章 ラエリアン・ムーブメント
- 看板「UFOには愛がある」で有名。ミシェル・ウェルベックの小説 『ある島の可能性』(最高)のモデルにもなってておなじみ。
- 日本支部の規模が世界で一番大きいらしく、教祖はフランス人だが沖縄にすんでいる。
- ブルキナファソの集会に参加しレポ。
第2章 幸福の科学
第3章 真如苑
第4章 崇教真光
- 手かざしでおなじみ。
- 西アフリカで非常にひろまっていて、アフリカの道場でも日本語で祝詞をあげている。
- 土着の宗教に集合したカトリックは残酷な儀式もある。それに比べて教義は洗練している。(他の新宗教にも言える様)
第5章 統一教会
- 合同結婚式でアフリカ人と結婚した日本人がアフリカにいる。夫とは既に死別、一人で子供を育ててる。被害者感は無い。
第6章 創価学会
- 日蓮正宗もアフリカで布教しており関係は悪い。アフリカ人信者同士でも同じ。
- 国の高官に信者がいたりするのは日本と同じ。
- アフリカ人は一般的に宗教に実利を求めている。