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飯食ったり本読んだりしてる。

読書メモ『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教』

面白かったのでメモしとく。

『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教 』上野 庸平

ルポ アフリカに進出する日本の新宗教

ルポ アフリカに進出する日本の新宗教

感想

  • 著者が当時住んでいたブルキナファソを中心にルポしている。
  • 霊感商法的なだましかたは無く、むしろ信者が金くれと言っている感じ。経済状況からいってしょうがないのか。
  • ひろまっている呪術に比して日本の新宗教は洗練されている。

メモ

第1章 ラエリアン・ムーブメント

  • 看板「UFOには愛がある」で有名。ミシェル・ウェルベックの小説 『ある島の可能性』(最高)のモデルにもなってておなじみ。
  • 日本支部の規模が世界で一番大きいらしく、教祖はフランス人だが沖縄にすんでいる。
  • ブルキナファソの集会に参加しレポ。

第2章 幸福の科学

第3章 真如苑

  • 真言宗系の新宗教
  • 職場で同僚を勧誘しまくる人は、日本では迷惑な人だがアフリカでは敬虔な人と言われる。
  • 真如苑の霊能者とアフリカの呪術師は似ているが、呪術師は金がいる。

第4章 崇教真光

  • 手かざしでおなじみ。
  • 西アフリカで非常にひろまっていて、アフリカの道場でも日本語で祝詞をあげている。
  • 土着の宗教に集合したカトリックは残酷な儀式もある。それに比べて教義は洗練している。(他の新宗教にも言える様)

第5章 統一教会

  • 合同結婚式でアフリカ人と結婚した日本人がアフリカにいる。夫とは既に死別、一人で子供を育ててる。被害者感は無い。

第6章 創価学会

  • 日蓮正宗もアフリカで布教しており関係は悪い。アフリカ人信者同士でも同じ。
  • 国の高官に信者がいたりするのは日本と同じ。
  • アフリカ人は一般的に宗教に実利を求めている。